金曜ロードショーでも放送されたのヴァイオレット・エヴァーガーデン。
みなさんこのアニメをご存知でしょうか?
タイトルだけ聞くと横文字で覚えづらい印象かもしれません。
この『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』というのは本作の主人公のフルネームです。
主人公の名前がそのままタイトルになるのは案外珍しいのではないでしょうか?
さて、
本作はかの有名な京都アニメーション制作のアニメです。
言わずもがな作画の綺麗さはトップレベルです。
悲しくも京都アニメーション放火殺人事件で初めて京都アニメーション(以下、京アニ)を知ったという方もいらっしゃると思います。
京アニ作品は作画の美しさと物語の演出が他のアニメ制作会社と比べて頭ひとつ抜き出ています。
そんな京アニの本気を見せつけられたのが本作ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
今回はその魅力とオススメ回について紹介していきます!
あらすじ(ネタバレあり)
©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
想いを綴る、愛を知るために。
感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。http://tv.violet-evergarden.jp/
ヴァイオレットは戦争中、ギルベルド・ブーゲンビリアに出会い、帝国軍と戦います。
ギルベルドは戦争の武器として扱われていたヴァイオレットをとても大切にします。
そしてヴァイオレットにこう伝えます。
「愛してる」
しかし、戦争の道具として育てられたヴァイオレットには感情がなく、その意味がわかりませんでした。
戦争中ギルベルトを失い、ヴァイオレットは「愛してる」の意味が気になります。
どうして私にその言葉をかけたのか・・・。
ヴァイオレットは「愛してる」の意味を知るために自動手記人形の仕事を始めることにします。
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武器として育てられたことがないので、この”感情がわからない”といったことや、“愛してるの意味がわからない”といったことを共感するのは難しいです。
したがって、主人公への感情移入は少し想像力がいりますね。
魅力①美しい作画
繰り返しお伝えしますが、本作は京都アニメーション制作アニメです。
登場人物の繊細な表情の描き方はもちろん、壮大なスケール風景は本当に細かく描かれています。
人物の動作もかなり細かく作れられているため、自然な動作で見ている人を作品にグッと引き込んでくれます。
アニメに対して求めるものは人それぞれかと思います。
ストーリー重視の人もいれば、キャラクター重視の人もいますよね。
ですが、本作の美しい作画の映像を見るとそれだけで満足してしまいます。不思議です。
(もちろん、作画以外も素晴らしいのですが!)
魅力②華やかで個性的な登場人物達
本作では様々な登場人物が登場します。
アニメによっては似たり寄ったりな登場人物で、なかなか覚えられなかったりします。
しかしヴァイオレット・エヴァーガーデンでは登場人物一人ひとりの個性光り、愛着を持ってしまいます。
キャラクターデザインは基本的には華やかですが、人物によって描き方を変えることでメリハリが出ています。
性格は繊細に表現されており、感情移入しやすいです。
そしてなんと言っても声優人が素晴らしいです。
主人公ヴァイオレットを石川由依さん
ギルベルト少佐は浪川大輔さん
主人公とC.H郵便社で勤める新人アイリスは戸松 遥さん
その他にも豪華声優人達が参加しております。
魅力③感動するストーリー
舞台が戦後ということもあり、常に生死が近くにある状態です。
本作品を見ていると命の重みや大切さを改めて実感します。
ただただグロテスクに人が死ぬ作品、泣かせにきている作品とは別の暖かさがあります。
これは愛をテーマにしているからなんじゃないかな、と思います。
人との出会い、別れ、成長・・・
日常生活で忘れかけていたものを思い出させてくれる作品です。
一方で、本作品「感動する」とハードルが上げられずぎて、もしかすると想像していたより感動できないという人もいるかもしれません。
受け取り方や感想はそれぞれでしょうから、自分なりの見方でOK!と私個人は思います。
ストーリー全体としては繋がっていますが、各話それぞれで一応完結するような作りなっています。
したがって前の話を見た後、時間が空いたとしても受け入れやすいと思います。
TVシリーズオススメ回紹介
アニメ作品ですので、見る人によって心に刺さる回は少しずつ異なってくると思います。
それぞれの感性で物語を楽しんでほしいです。
それでもこの話はオススメしたいという回を厳選しましたので、紹介させていただけたらと思います!
第5話
©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
シャルロッテの結婚式回です。
この回を一文にまとめると、
ドロッセル王国の王女シャルロッテとフリューゲル王国の王子・ダミアンと恋文を交わすことで本当の気持ちを交わしていくという話です。
オススメポイント
・恋文のやりとりにキュンキュン
・純愛すぎてトキメキが止まらない
・シャルロッテを幼いころから育てていた宮廷女官のアルベルタに感情移入してしまう
相手のダミアンってどんなやつ?って思いながら見ていると、
最後出てきて、めっっちゃかっこいいやーん。
って思うはず(笑)
普段、ドラマや映画・アニメなどで結婚式の話で感動する人は確実に泣けます。
第10話
©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
マグノリア家のアンと母親の回です。
知っている人はこの画を見るだけで涙が出てきませんか?
アンの母親は病気を患っており、長くは生きられません。
そこで娘のアンに対して手紙を残そうとヴァイオレットに依頼を持ちかけます。
オススメポイント
・母娘の愛が深い
・無邪気なアンが可哀想だが幸せそうで泣ける
・現実にもこういう話はありそう
親子の話って泣けるんですよね。
絶対に幸せな未来が来ないとわかるので、正直見るのが辛いです。
しかし、見終わったあとはかなり心が温かくなります。
いや、分かるんです。
最初から物語の結末が・・・。
奇跡でも起きて、なんとか生き延びて幸せになってほしい・・!!
しかしその願いは叶わず(泣)
第11話
©暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
戦場の兵士エイダン・フィールドの回です。
戦争は終わっているはずなのに、敵国の残兵から命を狙われるエイダン。
不幸なことに被弾してしまいます。
ヴァイオレットが到着する頃にはエイダンはかなり弱っています。
ヴァイオレットはエイデンの最後の言葉を手紙に書き留めます。
オススメポイント
・戦争の残虐さを痛感する
・心優しいエイデンとその家族、婚約者を見ると涙が止まらない
・軍人として最強に強いヴァイオレットが見られる
人が亡くなってしまう話は見ていて本当に心苦しいんですが、考えることがたくさんありとても勉強になります。
戦死してしまったと聞いて両親や婚約者の気持ちを考えると心が張り裂けそう
悲しすぎて、ちょっと苦しい(`;ω;´)
また現在のヴァイオレットの戦闘シーンが見られるのはこの回ぐらいです。見逃し厳禁です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回はヴァイオレット・エヴァーガーデンの魅力・オススメ回の紹介をさせていただきました!
感動アニメは数多く存在しますが、ここまでの作画や各話のストーリーのクオリティはなかなかないと思います。
もし、次に見るアニメを悩んでいるという方は一度視聴してみてください。
ヴァイオレット・エヴァーガーデンについて下リンクの感動アニメランキング記事でも紹介しています。
今回の記事で興味を持たれた方、別の感動アニメもあわせて知りたいという方もこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。